2024-01-01から1年間の記事一覧

「度忘れ・物忘れ」と認知症の違い(2)

4月21日 「度忘れ・物忘れ」と認知症の違い(2) 老化を理解したうえで人の記憶の過程を見ていきましょう。記憶には次の三つの過程があります。①記銘・・・新しいことを覚えること。⇒ ②保持・・・覚えたことを脳に保持すること。 ⇒ ③想起・・・覚えていたこ…

「度忘れ・物忘れ」と認知症の違い(1)

「度忘れ・物忘れ」と認知症の違い(1) ここでは、まず「老化」とは何かを学習していきましょう。パソコンやテレビなどの電化製品は長期間使用していくと、不具合が現れることがあります。例えば、パソコンは、キーボードやモニタ、メモリーなど色々な部品…

認知症について(2)

認知症について(2) ところで、近年認知症で注目されているのが、「若年性認知症」(18歳以上、65歳未満で発症する認知症の総称)です。基礎疾患としては65歳以上で発症する老人性認知症と同様に、「アルツハイマー型認知症」や「脳血管性認知症」が大…

認知症について(1)

認知症について(1) 私達は、過去に学んだことや、経験したことを記憶として残し、それらをもとに、日常生活に適応できる知的機能(記憶をもとに、考える・想像する・推理する・行動する・再び記憶する)を持っています。これらの機能が何らかの原因で低下…

認知症の定義2

認知症の定義2 認知症は成人になってから起こる認知機能の障害です。例えば、認知症の人があることを何度も何度も繰り返し聞いてくることがありますが、認知症の人にとっては、繰り返し聞いていたことも記憶にまったくないのです。 健康な人の「物忘れ」が…

認知症の定義1

認知症の定義1 認知症は、介護保険法では次のように定義されています。 【脳血管疾患、アルツハイマー病その他の要因に基づく脳の器質的な変化により日常生活に支障が生じる程度にまで記憶機能及びその他の認知機能が低下した状態をいう】 つまり、脳の病気…

相談者への理解を深める

相談者への理解を深める・・・人の理解の六側面 相談者は、家族の中で、また地域社会の中でさまざまな関係性を持ち、多くのしがらみを抱え生活しています。それらの関係性は、相談者が社会生活をするうえで、何らかの影響を受けています。福山和女は、その著…

相談者への理解を深める・・・先ずは自分自身を知る

相談者への理解を深める・・・先ずは自分自身を知る 認知症予防支援相談士は、相談者から何らかの相談を受ける場合、相談者の価値観に触れることになります。相談者の価値観は、一人ひとり違いがあり、その人を理解するうえでとても大切なものです。 また、…

個人情報の保護に関する法律

個人情報の保護に関する法律 2003年より、個人情報の保護に関する法律(以下「個人情報保護法」という)が施工され、この法律において「『個人情報』とは、生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定…

基本的人権と生存権と認知症予防支援相談

基本的人権と生存権と認知症予防支援相談 我が国では、日本国憲法第11条にその人がその人らしく生きていくために必要となる自由と権利(基本的人権)を「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことの…

日本で注目されるSDGsのテーマ

1月再スタート日 日本で注目されるSDGsテーマ ・女性の活躍 ・教育と職業訓練 ・健康と長寿の達成 ・安全で住みやすいまちづくり ・エネルギー利用やCO₂の削減 ・持続可能な消費 ・海洋プラスチックごみの削減 ・森林や生態系の保護 ・科学技術・イノヴェー…